After Effectsで超簡単にホログラムを作成する方法の紹介
「電脳世界や近未来を用いた動画制作をしたい」
一度は作ってみたいと考えたことはあるんじゃないでしょうか?
After Effectsを使って、簡単にホログラム映像の作り方をレクチャーしていきます。
初めは覚えることがとても多いかもしれませんが、動画を見ながら作業すれば形にできます。
動画を見てできるようになったら、今度は自分の力で形にしてみましょう。
反復することでどういう仕組みなのか、しっかりと理解できていくと思います。
この動画では「作る」ことを目的として作成していきますので、必要最低限の説明になってしまうかもしれません。
ですが、これを作ることができたらもっと細かくカスタマイズしたり、作品制作の幅も広がっていくことでしょう。
それでは始めていきましょう。
ホログラムの完成動画
土台作り
- 初めに新規レイヤーを作成します。
- 長方形ツールに切り替え、自分の好きなサイズにしてください。
- ペンツールに切り替え、具体的な形を作っていきます。
- 形を整えるには定規やガイドなどを使用すると作業効率が上がります。
- 次に作成したマスク1を複製します。
- 複製したら右側のモードを加算から減算に変更します。
- マスク2の詳細を開き、マスクの拡張の数値を上げ外枠を付けていきます。
- 更にマスク2を複製し、モードを加算に戻します マスク3の詳細を開き、マスクの不透明度を調整します。
- 外枠が完成しましたので中の作成に入っていきます。
- 先ほどの手順で作ってみましょう。
- テキスト入力に切り替えて範囲選択でテキストを入力していきます。
- 上部には「長方形ツール」で画像枠を作ります。
円形オブジェクトの作り方
- 新規レイヤーを作成します。
- 長方形ツールを選択し、横いっぱいにマスクを作成します。
- エフェクトから検索で極座標と入力し、レイヤーに適用させます。
- 詳細設定の変換の種類を長方形から極線へに変更し、補間を100%にします。
- 更にエフェクトからブラインドを適用します。
- ブラインドのエフェクトを極座標よりも上に配置します。これをしないと違う効果になってしまいますので注意してください。
- 変換終了と幅を調整します。
- 任意の調整が終わったらこのレイヤーを複製し、スケールの変更を行います。
- 1つ目のとは違ったサイズに変更すれば良い感じになります。
- 更に複製・変形を繰り返して自分の思う形にしていきます。
- ここで一工夫してみましょう。細いマスクを作成します。
- 長方形ツールを選択し、レイヤーを選択した状態でマスクをさらに増やします。
- マスク2のモードを加算から減算に変更します。それを繰り返しましょう。
- マスクを入れ終えたら極座標で円形にしましょう。
- サイズや配色を整えればよりかっこいいデザインになります。
円形オブジェクトを回転させる
- 次は作ったグラフィックを回転させていきます。
- 回転させたいレイヤーに対して「R」を押して回転を表示させます。
- 回転横の時計のようなマークを「Alt」押しながらクリックします。
- テキスト入力項目に「time*150」と打ち込むとキーフレームを打たなくても終始回転する設定になります。
- その他のレイヤーも同じように打ち込んでいきましょう。
- 数値を変えるだけで回転速度や回転方向が設定できます。
- 必要に応じてパーツごとにプリコンポーズ行ってレイヤーをまとめましょう。
- 次は背景土台にホログラムらしい効果をつけていきます。
- エフェクトからフラクタルノイズを背景レイヤーに適用します。
- ノイズの種類をブロックに変更します。
- 「コントラスト」は200、「明るさ」は20としてますが、自分のお好みに設定しても大丈夫です。
- どんな風に変化するのか試してみましょう。
- 展開は回転で設定した「Alt」を使用し、「time*150」と入力しましょう。
- エフェクトから輪郭検出をレイヤーに適用し、「反転」「元の画像をブレンド」の数値を50%に設定すればよりホログラム感を演出できます。
土台背景の作り方
- 背景色を変更していきます。
- エフェクトのトーンカーブをレイヤーに適用します。
- 青緑っぽい色を意識して調整していきます。
- エフェクトからグローをレイヤーに適用します。
- グローを使用すればよりホログラム感を引き出すことができます。
- 最後に微調整を加えたら完成となります。
最後に
どうでしたか?上手くできましたか? 1回で覚えるのは難しいと思います。
なので何回も反復して覚えていくことをおすすめします。 ご視聴いただきありがとうございました。
ゆっち ゆっちの記事一覧
株式会社GOOD ELEPHANTの動画クリエイター。
東京で15年間バンド活動を行い、その中で「クリエイトする」という世界を知り、独学でデザインだけでなくAfter Effects CCやUNREAL ENGINE 4を学び、もっと本格的に動画制作を学びたいという想いからGOOD ELEPHANTに参画する。